レーシック手術のしくみとは

近視矯正手術であるレーシック手術のポイントは角膜です。
この角膜が薄いとレーシック手術は受けられません。
なぜなら、レーシック手術は、マイクロケラトームという器具を使い角膜をフタのようにめくります。
めくった中にエキシマレーザーをあてて、角膜を変形させてめくったフタを再びかぶせるという方法だからです。

ではレーシック手術は、どういう仕組みで行われているのでしょうか?
まず、目のしくみから説明します。
目の白目の部分を強膜といい、黒目の部分を瞳孔といいます。
瞳孔の奥にカメラでいうレンズの部分で、焦点を合わせる働きをしている水晶体というものがあります。
遠近の調節は筋肉の伸び縮みで調節しているのですが、近くばかり見ていると筋肉が固まって伸びなくなってしまいます。
これが近視になるということです。

また、瞳孔と虹彩を覆っているのが角膜ですが、これに不具合が生じると焦点があわなくなってしまいます。
筋肉が伸びずに、近視になっている状態では焦点が合いません。
そこでレーシック手術をして角膜の中心を削り、カーブを変えることで再び焦点が合うようにするのです。
角膜の中心がうすくなり、屈折曲率が下がることで近視状態が改善され視力が回復するのです。

レーシック手術をしても、老眼が始まってしまうと視力がまた低下してしまうといいます。
近視の矯正は屈折率を変えることで視力を回復させています。
老眼は調節機能の異常で起こるものなので、いくら屈折率を変えても調節が上手くできないと視力は低下してしまうのです。

また、レーシック手術にも様々な種類があります。
使う機械が違ったり、角膜を削る薄さが違ったりするだけで、屈折率を変えることは一般的なレーシック手術と同じ仕組みです。
目のしくみを知ってからレーシック手術の仕組みを知ることが大切です。
そうすることで自分が受ける手術の内容がよくわかり、インフォームドコンセントも納得しやすくなります。

また、レーシック手術に対して迷いや不安がある人も、一度きちんと仕組みを理解すれば良い選択をするための判断材料になります。
手軽に出来る手術とはいえ、切開などをするわけですから仕組みを理解することはとても重要なことです。